「このおじいちゃんおばあちゃん、このSパパママにして、どうしてこの私が生まれたんだろう?」
数年前から、感じていたこと。

おじいちゃんおばあちゃんは本業は農家、Sパパママはどちらも“手に職系?”的な職業。
どの血がどうなって、この私になったんだろう?って。

今日は、約2年ぶりに某北関東のSママの実家のおじいちゃんおばあちゃんの家に行きました。

電車に乗って、某県庁所在地の駅に到着。
タクシー乗り場でいつも通り、
「○○町○番、○○という家でお願いします。」
と運転手さんに伝えたのですが(いつもは絶対これでわかってもらえるのに!)、
運転手のおばちゃん「・・・住所で言われてもねぇ・・何か目印とかは?」
S「えっと・・・(記憶を辿る)・・・すみません。」
運転手さんは本社に無線で連絡しつつ、近くを徘徊。

約20分後。
運「住所で言うとこの辺りなんだけど・・どうします?」
S「あ・・もう降ります(諦」
とりあえず、下車。
(いつもならワンメーターで着くのに、2200円で着かないってどういうことさ!確かに私もいけないけど、地図くらい携帯してくれよ!)

あ、ところで、ここは、どこですか?

結局、おじいちゃんに電話して迎えに来てもらいました。
体悪いのにごめんなさい・・。

何はともあれ、到着。
持って行った卒業証書に2人ともご満悦。
庭で写真撮影とか。
「仕事頑張っとくれ〜。」と口々に言われました。

でも、
おばあちゃん「そのうちに真面目な人でも見つけて・・・」
(あ、ごめんなさい、それはちょっと無理っぽ・・)と思いましたが、この場においていたずらにおばあちゃんを悲しませる必要はないので、
S「あ、はい。^^」とお答えしました。

卒業祝いも頂いちゃいました。
買い物大好きな私ですが、基本的に人から頂いたお金は何だか申し訳なくって使えないタチなので・・・全額、即証券口座行きです(言ってる事、矛盾してる?でも、元本は減らさないもん!(主張

FPの資格を取ったことをどう説明しよう?と思って、
S「税理士の下っぱ?みたいなものです。」って言いました。

帰りに駅までおじいちゃんおばあちゃんに車で送ってもらっている途中、
おばあちゃん「Sちゃんのお母さんとお父さんには、いずれこっちに移って全部相続して欲しいんだよ。」って言われました。

Sママは一人娘。
Sママも、その事は十分わかっていて、先の事も考えている。
この前、Sママに言われた。
Sママ「相続の、税金関係のこととか、ちょっと調べておいて・・。」

今日、数年振りに家の近くをちょっと歩いてみたけれど、Sママの言葉のこともあって、以前とは違う観点で景色を眺めていた私。
(農業の経験もないパパママが、この田んぼを相続してどうするの?)
(この貸家だって、築年数が相当経ってそうだし、収益性はかなり低いはず・・・確かに、貸家建付地にした方が自用地より評価額が下がるから相続税も固定資産税も少なく済むけど・・)
(貸し駐車場をずっと貸していた大工場が九州に移転になるからもうすぐ契約解除って・・・次の借り手は見つかっていないんだろうな・・)

帰りの電車の中で、おじいちゃんおばあちゃん、Sママ、それぞれの気持ちを考えるとちょっと心が痛んだ。
そして、“そのまたもっと先”の事が頭をよぎった。
(Sママが実家を相続したとしても、それでも、私も弟も、その次の相続は望まないだろう・・ってか、あの感じだと、その前に相続税と固定資産税に食いつぶされてそうだな・・・)

帰宅後、Sママにおじいちゃんおばあちゃんの言葉を伝えたら、やっぱり黙って考え込んでしまった。

FPの勉強の中で、相続税や固定資産税の節税対策みたいな内容はいっぱい学んだから、方法はそれなりには理解している。

でもさ、“孫”として、“相続”を視野に入れてそういう事を考えるのは、やっぱりちょっと心苦しい。

でも、同時にこうも思った。
今までは、「なんでこんなにもお金の事や利害関係的なことに無関心なこの家系に、こんなに打算的な私が生まれたの?」って考えていた。
その考えがちょっと変わった。

「この私が生まれたのは、経済的な感覚を身につけることによって、この家系に足りないものを補い、Sママやみんなを助け、財産を守っていくという使命のもとなのかも知れない」って。

考え過ぎ?

でも、大事な事。
私は、FPとして、孫として、娘として、どんなスキームを提案できるの?

証アナは経済の演習問題、財務分析の演習問題。

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