充電器。

2005年11月15日
フェロモンとは無縁の、色気のない私を。
あの人は“小悪魔”と呼んだ。

今日みたいに寒い日でも。
腕に、背中に、横っ腹に(おぃ)、まだかすかにあの人の温もりが残っているから。

二の腕が片手でつかめなくならないように。
肘がカサカサしないように。
別れた後も、わずかに私のにおいが残っているように。
仕事で疲れきったあの人が、少しでも元気になってくれるように。